"誠実に、正しく伝える"
私たちは産業翻訳の分野で最も大切なこと ------ 正確な情報を正しく伝えること ------ を日々追求しています。
正しく伝えることの重要さを考えるうえで最も分かりやすいのが医薬翻訳の分野です。もし薬の名前や用量を間違って訳してしまったら人の生死にかかわることは容易に想像できます。
正しく伝えることの難しさ
正しく伝える ・・・ そんなことはプロとして当たり前ではないかと思われるかもしれません。
しかし、私たちはこの産業翻訳の分野での長年にわたる経験から、それがいかに難しいことであるかを知っています。過去の翻訳物に少し目を通すと、ほとんどのプロジェクトで誤字・脱字や誤訳、理解不能な文などを見かけます。短納期・低コスト・大量処理の IT 分野ではそうした傾向が特に顕著です。
丁寧に作業をする
こうした様々なミスを減らすには、何はともあれ丁寧に作業をする、これに尽きます。
「丁寧に」と口で言うのは簡単ですが、本当に丁寧に作業ができる翻訳者は限られています。なぜなら、人が仕事に対して丁寧であるかどうかは、その人の性格(モラル)によるところが大きいからです。そして、私たちは人の性格を変えるのがどれほど難しいかを知っています。
例えば、丁寧な作業という観点から考えた場合、仕事が多くある場合に、売上を重視するあまり品質を下げてでも多く受けようとすることは「モラルが低い」姿勢であり、新規の仕事を断ってでも品質水準を下げることを潔しとしなければ「モラルが高い」姿勢ということになります。その点において、弊社では「モラルが高い」姿勢を最重要のポリシーと考えています。もちろん、高いモラルを保ちながら丁寧に作業をするといっても、時間が無尽蔵にあるわけではありません。プロジェクトによっては、ごく短納期での納品を求められるものもあります。そうしたプロジェクトでも品質を落とさないようにするため、私たちはコンピュータの力を借りています。数千・数万件単位の用語集に基づいた用語の統一など、コンピュータが得意とすることはコンピュータに任せ、それによって空いた時間を人にしかできない仕事に充てます。このように、高いモラルと技術的な能力・経験を兼ね備えることで、訳文の正確さと読みやすさの両方を向上させています。
読み手の立場に立つ
正しく伝えるためには、読み手の立場に立つことがとりわけ重要です。翻訳者にとって個々の文はどれも単なる文に過ぎなくても、読み手にとってそれらの重要度は様々です。何気なく訳した一語だけの文が限りなく重要であることもあれば、苦労して訳した数十語の文が実はほとんど目に留まらないものであることもあります。一語一語を大切にしながら、限られた時間の中で読み手にとって重要な情報を確実に伝える、そうした意識が大切です。
間違いを見つける
翻訳の分野では、翻訳対象となる原文や既訳に誤りがあることもしばしばです。しかし、読み手の立場に立つと、原文や既訳に起因する誤りはどれも誤りであり、正しい情報を得られない点においてはすべて同じです。そのため、原文や既訳の誤りは極力作業時に取り除くべきというのが私たちの考えです。一文ごとに読むと文法的に何ら問題はなくても、続けて読むと各文が論理的に矛盾していることもあります。このような一目では発見しづらいものでも、原文を全体の文脈の中で丁寧に読み込むことで誤りを発見して報告することが可能になります。原文の字面をそのまま文法的に理解するのではなく、原文の意図する内容を論理的に理解する、そうすることで読みづらい訳や誤訳も自ずと減ってきます。
自ら解決する
産業翻訳においては、お客様から指示書やツールなど様々なものが支給されますが、それらのすべてが単純明快で使いやすいものであるとは限りません。そうした場合、お客様にすぐに聞いて疑問点を解決できればよいのですが、地球の裏側にいるお客様が寝静まって聞くに聞けないこともよくあります。こうした状況でものを言うのは問題を自ら調査し、解決することができる能力です。これは、もちろん言語面での品質管理にも大いに威力を発揮します。個々の翻訳者から上がってきた質問のうち、瑣末なものは社内で解決し、本当に重要なものだけを抽出してお客様に報告することが必要です。例えば、1箇所しか出てこない特に重要でもない新規用語を、それが新規用語だからという理由で他の重要な頻出用語と一緒に尋ねていては迷惑がられることでしょう。瑣末な問題を本当に大切な問題と一緒くたにすることで、重要な点を見落としてしまうことにもつながりかねません。一翻訳者にとっては気になる事項でも、お客様や読み手にとってはほとんどどうでもよい事項もあるのです。翻訳という一工程だけでなくプロジェクト全体の進行という視点に立ち、技術的、言語的不明点をできる限り自ら解決しながら重要なものはピンポイントで指摘する、そうした判断力を磨いています。お客様の時間を無駄に使わない、これは弊社で特に重要視していることです。
とはいえ、こうした様々な点に注意していても、人はすべからくミスをする生き物です。私たちは、そのことを肝に銘じつつ、ミスを限りなく減らし、読み手に情報を正しく伝えるために日々努めています。
株式会社ゆうあんは、これまでに複数のお客様から品質が最高水準であるという評価を頂いています。また、お客様から品質面での実績が評価され、感謝状を頂くという栄誉にもあずかりました。このことは、私たちがプロジェクトの規模や内容を問わず、すべての翻訳案件に対して誠実に取り組んできたことの証であると思っています。
丁寧さを追求するという弊社の性質上、翻訳物の重要度が低く、品質よりも短納期・大量処理が求められるプロジェクトには、弊社は向いていないかも知れません。しかし、比較的少量だが重要度が高く、手間がかかるが丁寧な処理が必須であるプロジェクトでは、弊社がお役に立てる可能性があります。
もし、既存の翻訳会社の品質に物足りなさを感じている場合には、是非弊社にご相談ください。品質水準を知っていただくために無料のトライアル翻訳もお引き受けしておりますので、お気軽にお申し出ください。
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